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アリとキリギリスげんだいばーん

あつい あつい 夏の日のこと。
アリさんたちは寒い冬にそなえて 一生懸命 働いていました。
(中略)
やがて 夏はさり、秋がきて
そして 寒い寒い冬が やってきました。

夏の間遊び回っていたキリギリスたちは冬の寒さの前にたちまち弱り、次々と生き途絶えていきました。
死を目前にしてキリギリスはつぶやきます。
「これも運命。もう十分生を謳歌した。悔いは無いさ」
キリギリスたちは皆死んでしまいました。

かわってアリの巣ではアリたちが越冬の準備をしていました。
アリたちが食料庫に行くと、貯めてあったはずの食料がひとつもありません。
アリたち驚きました。
暑い夏の間、歯を食いしばって働いて集めた食料は、実は食料が集まるそばから巣を支配するアリたちがすべて食い散らかしていたのです。
まるまると太った支配アリたちは働きアリたちに言いました。
「食べ物がないぞ。早く集めてこないか」
働きアリたちは文句をいいつつも渋々寒い冬空の下、食料探しに出かけました。
しかし冬の真っ只中ではろくな食料は見つかりませんでした。
自分の食料分すらままならず、働きアリたちは次々と弱り生き途絶えていきます。
「暑い夏の間必死に働いたのにどうしてこんなことに・・・」
働きアリは嘆き悲しみながら皆死んでしまいました。

支配アリはカラになった巣を見てつぶやきました。
「春になったら新しい働きアリを集めればいいさ」

そして冬が去り、また春が来ました。
支配アリたちはよその土地から新しい働きアリたちを集めてきました。
夏を前にして支配アリたちは言いました。
「さあ冬に備えて食料を蓄えるんだ。私達が責任をもって管理するから安心して働くがよい」

今年の働きアリたちは去年の働きアリたちよりも少ない食料でより働きました。
言葉はうまく伝わりませんが、新しい働きアリたちの働きぶりに満足した支配アリたちは去年のようにまた食い散らかしました。

そして今年もまた寒い冬がやってきました。
働きアリたちは食料庫の有様を見て驚きます。
支配アリたちは去年と同じように言いました。
「食べ物がないぞ。早く集めてこないか」

しかし今年の働きアリたちは去年とは違いました。
事の真相を知った働きアリたちは激怒しました。
「冬のために皆で集めた食料をお前たちだけで全部食べてしまうとは。代わりにお前たちを食べてやる」
怒り狂った働きアリたちは支配アリたちに襲いかかります。
支配アリたちも抵抗しますが、多勢に無勢。
数に勝る働きアリたちは多大な損害に構わず支配アリたちに襲いかかり、ついに支配アリたちは皆八つ裂きにされ、食べられてしまいました。

その後アリの巣は弱肉強食の戦国時代に突入。
もとの仲間同士が血で血を洗う醜い争いが春になるまで続きましたとさ。

糸冬

アリとキリギリス現代版作るならこんなかんじ?
http://mudainodqnment.ldblog.jp/archives/1656292.html
こういう事されたらコレを提出するよwww
ググッてみたら結構現代版のアリとキリギリスがヒットして読むと面白いな。
でも私はディストピア風味でw

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